交通事故治療

交通事故に遭っても、すぐに首の痛みや節々の痛みが出るとは限りません。
事故直後に大した痛みがないため、「これなら大丈夫だろう」と考えて放置してしまう方もいます。
しかし、交通事故は速度次第ですが体重の30倍以上の圧力がかかるため、表面上は問題なくても体の内部には大きなダメージを受けています。

事故直後は興奮状態にあるため痛みや違和感に気付けませんが、時間が経って興奮が治まると症状が現れることも多いです。
事故から2~3日後に痛みや不快な症状が始まり、整形外科を受診する方も少なくありません。

先ほど述べた通り、むちうちは交通事故でも代表的な後遺症であり、中には放置すると大変なことになるタイプもあります。
自己判断で問題ないと思い込むより、整形外科で一度診察を受けておくのがおすすめです。
交通事故による症状は事故後数日経ってから現れることが多いため、事故後すぐに受診しない方もいます。
後遺症の症状が現れてから整形外科を受診する方や、中には痛みや痺れが現れてから受診する方もおられます。

また、整形外科はレントゲンやMRIで検査を行い、事故の急性期に生じる炎症を改善することが目的の1つです。
整形外科で行う治療は牽引や電気療法、痛み止めなどの対症療法が基本で、後遺症を根本から改善するものではありません。
そのため、多くの方が整形外科で「異常なし」と診断されても、いつまでも痛みや違和感が残ったままになっています。
整形外科の治療はあくまで痛みに対する対症療法でしかなく、交通事故で生じた骨格の歪みや筋肉の損傷には対応できません。
整形外科にずっと通っても改善しない方の多くは、対症療法では改善できない状態になっているからです。

後遺症を抱えたままでは改善することはほとんどなく、場合によっては手足の痺れや麻痺、運動障害を生じることも考えられます。
ある程度炎症が治まり、症状が落ち着いてきたところで、整形外科と整骨院を併用して治療を進めるのがおすすめです。
整骨院の治療は整形外科とは異なり、手技療法で骨格の歪みを整え、硬くなって動きの悪い筋肉・靭帯を柔らかくする効果があります。
筋肉や神経に負担をかけている原因を取り除き、事故前の自然な状態の身体に戻すことができます。
交通事故後のむちうちや後遺症で長く苦しむ前に、一度整骨院で原因の根本改善を目指してみましょう。